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いびきがうるさくて眠れない!いびきがうるさい人と寝る際の対策方法

更新日 2024.10.29
いびきがうるさくて眠れない!いびきがうるさい人と寝る際の対策方法

心地よい眠りを得るための秘訣は、まずは快適な睡眠環境を整えることです。しかし、パートナーのいびきがうるさいと快適な睡眠は難しいですよね。
この記事では、パートナーのいびきに悩まされている人に試してみてほしい、いびきがうるさい人と寝る際の対策をご紹介します。

監修医師情報

いびきのクリニック院長 森 信明

[経歴]
2012年3月 兵庫医科大学医学部 卒業
2012年4月 高知医療センター勤務
その後、大手美容外科にて院長を歴任
2024年2月 いびきのクリニック入職
2024年11月 いびきのクリニック梅田院院長となる

いびきがうるさい原因は?

いびきは、睡眠中に気道が一時的に狭窄することで生じる音のことです。これは睡眠の質に大きな影響を与えることがあります。いびきがうるさい場合、深い眠りに入りにくく、眠りが浅くなる可能性があります。その結果、睡眠の質が低下し、疲労感や集中力の低下などの問題が生じることがあります。

いびきの仕組み

いびきの仕組みは、睡眠時に気道が狭くなることで、通常よりも空気の流れが制限されることによって生じます。この狭窄が起こる原因には、睡眠中の筋肉の緩み、口呼吸、アレルギー反応、肥満などが挙げられます。特に、睡眠中に口呼吸をすることで口腔内が乾燥しやすくなり、のどの粘膜が腫れて気道が狭くなることがいびきの原因となります。また、横向きで寝ることで舌が喉の奥に落ちやすくなり、いびきが発生しやすくなります。

いびきの原因は?

いびきの原因は?

いびきの原因は、主に以下のような要因によって引き起こされます。

  1. のどの筋肉の緩み: 眠りに入ると、のどの筋肉が緩んで口やのどの通り道が狭くなり、空気が通りにくくなることがいびきの原因となります。
  2. 舌の位置: 眠りながら舌が後ろに倒れて気道を塞いでしまうことで、いびきが発生することがあります。
  3. アレルギー: アレルギー反応によって鼻やのどの粘膜が腫れると、通気が悪くなりいびきが発生することがあります。
  4. 肥満: 過剰な脂肪が首周りにつくことで気道が圧迫され、いびきを引き起こすことがあります。
  5. 睡眠姿勢: 特に仰向けで寝ると、舌やのどの筋肉が重力によって下に落ちやすくなり、いびきが発生しやすくなります。

これらの原因を理解し、適切な対策を取ることで、いびきを軽減することができます。

いびきを放置するのは危険

いびきは、放置すると脳梗塞や甲状腺機能の低下など、深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
また、いびきが原因で眠りが浅くなると、日中の疲労感や集中力の低下、ストレスの増加など、生活の質にも悪影響を及ぼします。
これらのリスクを回避するためにも、継続的ないびき対策が必要です。

無呼吸症候群の可能性も

いびきだからって侮ってはいけません。睡眠時無呼吸症候群という恐ろしい病気が隠れている可能性があるのです。
睡眠時無呼吸症候群というのは、睡眠中に一時的に呼吸が止まる状態であり、これが繰り返されると体内の酸素濃度が減り酸素不足に陥るため、心臓や脳に負担をかけます。
高血圧は脳梗塞の主要なリスク要因の一つであり、いびきが原因で高血圧が引き起こされると、脳梗塞のリスクがさらに高まります。特に、いびきが激しい場合は注意が必要です。

パートナーのいびきによるストレス

パートナーとのいびきトラブルは、お互いの睡眠を妨げることがあります。
他人のいびきというのは、自分の睡眠の妨げになると、ストレスや不満が溜まりやすくなります。
しかし、適切なコミュニケーションを通じて問題を解決することが可能です。まずは、いびきの問題を率直に話し合うことが重要です。パートナーに対して優しく、かつ明確にいびきが睡眠に与える影響や自身の不眠症の原因としていびきがあることを伝えましょう。
次に、一緒にいびきの原因を探り、改善策を共に考えることが大切です。睡眠姿勢や生活習慣の見直し、いびき対策グッズの導入など、共に取り組むことで問題解決につながるかもしれません。
さらに、お互いの理解と協力が必要です。パートナーがいびきで眠れない時は、お互いに配慮し合い、できるだけストレスを溜めないように心がけましょう。

いびきがうるさい人にあなたができるアドバイス

いびきがうるさい人にあなたができるアドバイス

いびきがうるさい人と一緒に眠る際、その人のいびきが原因で眠りにくいという方も多いです。ここでは、いびきがうるさい人に対して、あなたができるいびきの対策のアドバイスについて紹介します。

いびきの危険性を認識してもらう

いびきはうるさいだけでなく、さまざまな危険が伴うことを説明しましたが、まだまだこの危険性について認識している人はそう多くはありません。
昨今、テレビなどで睡眠時無呼吸症候群を取り上げたりされていますが、やはり誰かに指摘されたり、自分で意識しないといびきの重症度は気づくことができません。パートナーなどがいびきをかいている場合は気を遣わず指摘をし、一緒に改善に取り組むことでパートナーも向き合ってくれることでしょう。

横向きに寝てもらう

いびきを軽減するためには、適切な睡眠姿勢を保つことが重要です。特に仰向けで寝るといびきが酷くなることがるので、横向きの姿勢を促すと効果があります。横向きで寝ると、喉の通り道を確保し、いびきを軽減することができます。抱き枕を使用することで、自然に横向きの姿勢を保つこともできるので、寝具を工夫することが大切です。

睡眠環境の改善

枕やマットレスの選び方にも注意が必要です。適切な高さや硬さの枕を選ぶことで、首や背中の負担を軽減し、いびきを軽減することができます。また、部屋の換気や湿度管理、適切な温度設定も快適な睡眠環境を整えるために重要です。
口や喉の乾燥がいびきを引き起こすことがあるため、寝室の湿度を保つための加湿器を使用したり、エアコンを活用して睡眠の環境にも配慮しましょう。他にも寝室の照明や音、匂いなどの環境を整えることで、リラックスした状態で眠ることができます。
快適な睡眠環境を整えるためには、寝具やカーテン、インテリアなどにもこだわりましょう。

肥満の改善

過体重や肥満はいびきの原因になることがあります。肥満になると過剰な脂肪が首周りにつくことで気道が圧迫され気道が狭くなり、いびきを引き起こすことがあります。特に日本人は、元来いびきをかきやすい体質と言われており、肥満体型だとほぼいびきをかいていると思ってよいでしょう。
また、肥満は睡眠時無呼吸症候群のリスク因子となることが知られています。睡眠時無呼吸症候群は放置すると高血圧や心臓病、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まることも報告されています。そのため、早めの対処が重要です。
適切な体重を維持するためには、バランスの取れた食事や適度な運動を心がけ、適正体重を維持するように心がけてもらいましょう。

寝酒を控えてもらう

寝つきが悪いからといって、寝酒をパートナーはしていませんか?
寝る前のアルコール摂取は眠りを浅くし、睡眠中にのどの筋肉が緩んでいびきを引き起こしやすくなります。
したがって、いびきを改善したい場合は、飲酒量を控えることが重要です。適量の飲酒を心がけることで、のどの筋肉の緩みを抑え、いびきを軽減することができるかもしれません。
お互いの健康的な睡眠を取るためにも、飲酒には注意が必要です。寝酒は控えるようにしてもらいましょう。

禁煙を勧める

喫煙はのどの粘膜を刺激し、炎症を引き起こすことがあります。この炎症によってのどの通り道が狭くなり、いびきの原因となることがあります。さらに、喫煙によって気道の筋肉が弛緩しやすくなるため、いびきが発生しやすくなることもあります。
喫煙者は、非喫煙者よりもいびきや睡眠時無呼吸症候群の発症率が高くなるうえ、悪化させるという報告もあります。
喫煙はいびきだけでなく健康に悪影響を及ぼします。パートナーがタバコを吸っているのであれば禁煙を勧めてみてください。

舌のトレーニング

舌の筋肉を鍛えるトレーニングを行うことで舌の位置を適切に保ち、いびきを改善する効果が期待されます。
舌の筋肉を鍛える方法として、以下のようなトレーニングが効果的です。

  1. 舌を上下左右に動かすトレーニング
    舌を上下左右に動かすことで、舌の筋肉をバランスよく鍛えることができます。これにより、舌の位置を適切に保つことができ、舌根沈下を軽減する効果が期待されます。
  2. 舌を天井に向けるトレーニング
    舌を口の中で上向きに向けるトレーニングは、舌の奥の筋肉を鍛えるのに効果的です。これにより、舌の位置を上向きに保つことができ、舌根沈下を改善する効果が期待されます。
  3. 舌を押し付けるトレーニング
    舌を口の底に押し付けるトレーニングは、舌の下の筋肉を鍛えるのに効果的です。これにより、舌の位置を下向きに保つことができ、舌根沈下を軽減する効果が期待されます。

簡単にできるものなので、パートナーに勧めてみてください。

いびき防止アイテム

いびきを軽減するためのさまざまなグッズが市場に出ています。自分に合ったいびき対策グッズを選ぶことで、効果的にいびきを改善することができます。
口呼吸を防ぐためのいびき防止テープや、いびき防止マスクはドラッグストアやオンラインショップなどで気軽に購入できるアイテムです。このあたりの商品だと、手を出しやすい金額でもあり、パートナーに勧めやすいでしょう。
他に、マウスピースを装着して気道の閉塞を防ぎ、呼吸をスムーズにしていびきを改善することもできます。ただし、正しい装着方法や定期的な調整が必要なので、歯科医でのカスタムメイドが推奨されます。しかし市販のものでも一定の効果は期待できます。
試しやすいものから始めてみてはいかがでしょうか。

鼻詰まりの治療

慢性的な鼻づまりや扁桃腺肥大、アレルギー性鼻炎などの鼻の疾患がいびきの原因となることがあります。
鼻スプレー、鼻洗浄、蒸気吸入や内服薬などを使用することで、鼻の通りを良くしていびきの改善や軽減につながります。
しかし、鼻中隔湾曲症に伴う鼻の変形によって、鼻呼吸がしにくいといった場合があります。この状態だと、上記のような生活習慣を改善したり、アイテムを使った対策をしても、あまり効果がないでしょう。 その場合は医療機関での診断や治療を受けることで、適切な対策を講じることができます。

いびきがうるさい人と寝るときの準備

いびきがうるさい人と寝るシチュエーションはどうしてもあることでしょう。そういった時は、いびき対策グッズを活用することで、睡眠環境を整えることができます。
例えば耳栓を使ったいびき対策も有効です。

耳栓でいびきの音を遮断する

耳栓でいびきの音を遮断する

いびきがうるさいパートナーと一緒に眠る際、耳栓は非常に有効な対策アイテムです。耳栓を使うことで外部の騒音を遮断し、静かな環境で眠ることができます。しかし、正しく使わないと逆に不快感を感じることもあります。そのため、自分の耳に合ったものを選ぶことが重要です。耳栓が合わないと痛みや違和感を感じることがあるため、柔らかくフィットするものを選びましょう。また、耳栓を使用する前に、耳の清潔を保つことが大切です。耳垢や汚れが付着していると、耳栓が正しくフィットせず効果が薄れる可能性があります。
正しい使い方を心がけて、効果的に耳栓を活用しましょう。

睡眠のお悩みはいびきのクリニックへ

いびきのクリニックは、いびきに悩む方のために開院されたいびきの治療専門院です。

メスを使わないレーザー治療を採用し、施術時間や痛みを最小限に抑えながらもいびきの原因である緩んだ喉の粘膜組織を引き締めることえ、いびきを根本から治療していきます。
いびきは睡眠の質を下げて日々のパフォーマンスを低下させるだけではなく、重症化することで重大な疾患を招く可能性もあるためいびきでお悩みの方は、お早めに医療機関での診断をおすすめしています。

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まとめ

睡眠の質を向上させるためには、日常生活の中で睡眠に対する意識を高めることが重要です。良質な睡眠を得るためには、睡眠環境の整備やストレス管理、適切な生活習慣の確立が欠かせません。睡眠の質を向上させるためには、自分に合った方法を見つけて取り入れることが大切です。
睡眠は健康の基本であり、その重要性を再認識することで、日々の生活において睡眠の質を向上させる取り組みを行うことができるでしょう。良質な睡眠を手に入れることで、心地よい目覚めと充実した一日を迎えることができます。

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