いびきがうるさい人の特徴は？原因や治療法も紹介！

いびきとは、睡眠中に喉や鼻の通り道が狭くなり、空気が通りにくくなった際に生じる音のことです。通常、睡眠時にはのどや鼻の筋肉が緩んでしまい、空気の通り道が狭くなることでいびきが発生します。 いびきのメカニズムは、空気の通り道が狭くなることで、通る空気が振動し音が発生するというものです。

いびきをかく人にはいくつかの特徴があります。一般的な特徴は以下のような点が挙げられます。

肥満

肥満によって舌やのどの筋肉が弛緩しやすくなることもいびきの原因となります。これらの筋肉が緩んだ状態で寝ると、気道が狭まりやすくなり、いびきが発生しやすくなるのです。

首が太くて短い人、下あごが小さい人

首が太くて短い人や下あごが小さい人は、気道が狭くなりやすいです。これにより、空気の流れが妨げられ、いびきをかきやすくなります。特に、下あごが小さい人は、舌が後方に落ち込みやすく、気道を塞ぐことがあります。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンの変化によってのどの筋肉が弛緩しやすくなることがあり、いびきを引き起こす要因となることがあります。

口呼吸

口呼吸をすることで口蓋垂が下がり、のどの粘膜が乾燥しやすくなります。乾燥したのどは刺激を受けやすく、いびきを引き起こす原因となります。

加齢

加齢によってのどの筋肉が衰えることで、気道が狭くなりやすくなります。このため、年齢とともにいびきが増える傾向があります。

鼻づまり

鼻づまりが原因で口呼吸になることも多く、アレルギーや風邪、鼻中隔の偏りなどが鼻づまりを引き起こします。鼻づまりが続くと、慢性的ないびきの原因となります。

仰向けで寝ている人

仰向けで寝ると、舌や喉の筋肉が重力で後方に落ち込み、気道を狭くすることがあります。横向きで寝ることで、気道が広がり、いびきを軽減することができます。寝る姿勢を工夫することも対策の一つです。

飲酒

アルコールを摂取すると、のどの周りの筋肉が緩んでしまい、気道が狭くなりやすくなります。その結果、空気が通りにくくなり、いびきが発生しやすくなります。
特に大量のアルコールを摂取すると、この筋肉の緩みがより顕著になります。そのため、飲酒量が多い人ほどいびきがうるさいと感じることが多いのです。

喫煙

喫煙は健康に悪影響を及ぼすだけでなく、いびきにも悪影響を与えることが知られています。喫煙がいびきに与える主な影響について以下で紹介します。

家族にいびきがうるさい人がいる

家族にいびきをかく人がいると、その近親者も同様にいびきをかくという確率が高くなります。
骨格や体型などの遺伝的な要因と、生活習慣の要因があるといわれています。

枕の位置

高すぎる枕は首を圧迫し、気道が狭くなります。一方、低すぎる枕も頭が後ろに倒れやすくなり、こちらも気道が狭くなります。
そのため、自分の寝姿勢や体型に合った枕はいびきを引き起こす原因となります。
高さの調節が可能な枕を使用することで、気道の確保を促すことができます。

手を挙げて寝る

手を挙げて寝る姿勢は、気道を圧迫しやすく、いびきを引き起こすことがあります。寝る姿勢を見直し、仰向けや横向きで寝るように心がけましょう。

風邪

風邪をひくと鼻づまりが起こりやすくなり、口呼吸が増えるため、いびきをかきやすくなります。特に夜間、鼻が詰まっていると自然に口呼吸になり、これがいびきの原因となります。

いびきは、睡眠の質を低下させるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
ここでは、いびきの対策を7つ紹介します。

生活習慣を変える

生活習慣の改善も鼻づまりの解消に役立ちます。例えば、適度な運動を行うことで血行が良くなり、鼻腔内の炎症が軽減されます。また、喫煙や飲酒は鼻腔内の粘膜を刺激し、鼻づまりを悪化させるため、これらの習慣を見直すことが重要です。

肥満を解消する

体重が増えると、喉周りの脂肪が増え、気道が狭くなります。適度な運動とバランスの取れた食事を心がけ、健康的な体重を維持することが重要です。ダイエットにより体重を減らすことで、いびきの改善が期待できます。

寝る姿勢を変えてみる

寝る姿勢もいびきに影響を与えます。仰向けで寝ると舌が喉の奥に落ち込み、いびきをかきやすくなります。横向きで寝ることで、喉の通り道を確保し、いびきを軽減することができます。抱き枕を使用することで、自然に横向きの姿勢を保つことができます。

寝具を変えてみる

寝具の選び方も重要です。硬すぎるマットレスは体に負担をかけ、寝返りが打ちにくくなります。一方、柔らかすぎるマットレスは体が沈み込み、自然な寝姿勢を保つのが難しくなります。適度な硬さのマットレスを選び、体全体をしっかりと支えることが大切です。

寝酒をしない

寝る前の数時間はアルコールを摂取しないようにしましょう。特に寝る直前の飲酒は避けることが重要です。週に数回の飲酒を控えるだけでも、いびきの改善が期待できます。

寝室の環境を変える

寝室の環境も見直しましょう。適切な温度と湿度を保つことで、快適な睡眠環境を作り出すことができます。特に、乾燥した空気は鼻づまりを引き起こしやすいため、加湿器を使用することをおすすめします。

口の周りや舌の筋肉をトレーニング

口の周りや舌の筋肉を鍛えることで、いびきを軽減することができます。簡単なトレーニング方法としては、舌を上あごに押し付けたり、口を大きく開けて閉じる運動があります。これらのトレーニングを日常的に行うことで、筋肉が強化され、いびきの改善が期待できます。

いびき対策グッズを使う

いびき対策グッズも効果的です。マウスピースやいびき防止テープ、いびき防止マスクなど、さまざまな製品が市販されています。これらのグッズを試してみることで、自分に合った対策を見つけることができます。

枕

枕や寝具が合わないと、首や肩に負担がかかり、いびきの原因となることがあります。
適切な高さの枕を使用することで、気道が確保され、いびきを軽減することができます。

マウスピース

マウスピースは、下あごを前方に固定することで、気道を広げる役割を果たします。これにより、いびきの原因となる気道の狭窄を防ぎ、スムーズな呼吸をサポートします。
マウスピースは、歯科医師の指導のもとで作成されることが一般的です。個々の口腔内の形状に合わせてカスタマイズされるため、装着感が良く、効果的にいびきを防止します。

テープ

いびき防止テープは、口を閉じた状態で寝ることをサポートします。これにより、口呼吸が鼻呼吸に切り替わり、いびきの発生を抑えることができます。
鼻呼吸は、空気の通り道が広がり、喉の振動を減少させるため、いびきの軽減に繋がります。また、鼻呼吸は酸素の取り込みが効率的で、睡眠の質を向上させる効果もあります。特に、口呼吸が原因でいびきをかく人にとって効果的です。

マスク

いびき防止マスクにはさまざまな種類があります。一般的には、鼻呼吸を促進するタイプと、口を閉じることで口呼吸を防ぐタイプがあります。鼻呼吸を促進するタイプは、鼻腔を広げることで鼻づまりを解消し、自然な呼吸をサポートします。一方、口を閉じるタイプは、口呼吸を防ぐことでいびきを軽減します。自分のいびきの原因に応じて、適切なタイプを選びましょう。